コストコのチーズでヘビロテしまくっているアイテムの一つがこちら。
カークランドシグネチャーのグラナパダーノ。パウダータイプです。
グラナはイタリア料理屋の厨房で働いていた時からかなり多用していたので、スーパーで物色するも出会えず。コストコで見かけた時は「これだ!!」と思ったんでした。
それからは冷蔵庫にこのグラナが切れないようにしてます。これが切れるとパスタが作れません。
厨房でもグラナが無いとお話にならないくらい。なんでもかんでもグラナグラナグラナでした。
パルミジャーノはここぞという時に!という感じで使い分けが徹底していたので私もそれに習っていると言えます。(影響されやすい
グラナパダーノパウダー
イタリア料理屋ではとにかくチーズの消費量が半端なくて、料理にもなんでもかんでもチーズを入れました。
カルボナーラからトマト系のパスタソース、ピッツァソースにジェノベーゼ。
調理台には大きなステンレスの容器があって、そこには常にグラナが補充されます。仕込みからなにからとにかくグラナが必要不可欠だったんですよね。
製法はパルミジャーノとほぼ同じですが、飼育資料の違いなど細かな規定があるみたいです。
一番の違いはやはり熟成期間でグラナの場合は最低9カ月。
パルミジャーノの場合は最低12カ月、24カ月の熟成モノが主流だったりするので、この辺の長期熟成も高級チーズと言われる所以です。
熟成時間が短いという事は味もマイルドで癖も少なく、おまけにお値段もお手頃となれば一般的なチーズとして多く流通するのも納得です。
もちろん塊のままのグラナパダーノも売られていますが、料理に使うなら断然パウダータイプをおススメしたい。
前述したとおり、厨房ではパウダー状のグラナを多用してました。それこそ大量に(笑)
私もそのイメージがあるので最初からパウダー状を買っています。
ちなみにこのグラナは18カ月熟成って書いてありますねー。結構な熟成度合い。
あと表面のラベルも品質を保証する感じのマークらしい。
量・お値段・原材料など
カークランドのグラナパダーノパウダーはイタリア産のチーズ。
原材料は生乳と食塩に卵白リゾチームが添加されてます。
卵白リゾチームっていうのは卵由来の酵素で主に日持ちさせるために添加されているっぽいですねー。
内容量は500グラム。お値段は1658円(2018年12月)
以前コストコで売られていたグラナパダーノのパウダータイプはプラ容器に入って売られていたんですが、それはたしか600グラムだったかな。お値段は忘れました(笑)
あの頃からヘビロテしてましたがパッケージが大きくて冷蔵庫で場所を取るので袋タイプに変わった時は嬉しかった…
チーズもたしかその時々で値段の幅があると思うんですが、私はこのチーズがないとパスタが作れないので高くても買います。
ジップ式
袋タイプになってからだいぶ使いやすくなったような気もしないでもない…
一応ジップ式になっているので、このまま使って冷蔵庫へというパターン。
空気を抜いて冷蔵庫に入れる事が出来るのでプラ容器のものよりカビが生えにくくなった気もします。が、油断は大敵。
カビの繁殖をなるべく抑える使い方はあとで書きます。
中身
多少ダマはありますが概ねサラッとしていてこのままザクザク使えます。
以前売っていたプラ容器タイプの方が白っぽかったような…?気のせいかな。
お皿に出すとこんな感じ。
サラッサラです。チーズの香りも充分。それでいて癖も少ないので使いやすいです。
パルミジャーノチーズがちょっとしょっぱくて匂いがキツイと思う方はグラナ試してみて欲しい。
熟成時間が短いので塩分もそこまできつくないですし、でもミルキーで美味しいです。
チーズ独特の旨味もしっかりあるので料理に入れると味に深みが出ます。
アミノ酸って凄いんだな…って実感できる。
トマト系の料理を作ってなんか味が決まらないなー、酸味が尖ってるなーという時はグラナをサラサラ~っと入れると解決します。
ホント、魔法みたい。
調味料としてチーズが使うならグラナパダーノのパウダーがおススメ。
保存方法
パウダー状になっているという事は空気に触れる部分が多いという事…
すなわちカビの繁殖もあっという間に広がるわけですが、粉チーズにカビが生えるとその部分だけ切り取って捨てるという事が不可能なので、とにかく使う分しか出し入れしない。これに着きます。
というわけで、一番簡単な方法がこちら。
ジップロックに小分けする。
コレだけです(笑)
これをするのとしないのとでは全然違うので!!!
どのくらいの頻度で使うかによって小分けの分量が変わってくると思うんですけど、私の場合は3分割しました。
ジップロック(小)2つと元々のパッケージで3つに分けました。
元々のパッケージから使って行くので、小分けした方には賞味期限を描いておくことを忘れずに。
使い切れなかった分はこのまま冷凍できるので、チーズの保存は本当に最初が肝心です。カビが生えてからでは遅い!!
小分けしたジップロックの方は空気を抜いて冷蔵庫の野菜室か冷蔵庫の温度変化のない場所に保存です。一袋使い切るまでは絶対に取り出さないこと。
温度と湿度の変化でとたんにカビが繁殖するので、冷蔵庫の中で熟成させておくイメージで触らずに。
これだけですが、全然違うので是非。
使う時の注意点としては、チーズをすくう時に使うスプーン、絶対に水分の付いてないスプーンを使う事です。あと出しっぱなしにしない。
ズボラな私でも出来てるので大丈夫…最初が肝心です…
ちなみに冷凍したものは若干風味が落ちますが問題なく使えます。
調理例
どんな料理に使うかと問われると、あれもこれも…という感じになってしまうので代表的な料理から。
パスタ
【レシピあり・コストコ食材活用術】伊藤食品の鯖缶とコストコのマリナラソースで作るトマトパスタ
トマトパスタには粉チーズが必須ですけど、この粉チーズももちろんグラナパダーノのパウダーです。
最近はトマトソースにオーガニックマリナラソースを使っているので、ソースにグラナを入れる事はしないんですけど、トマト缶からソースを作る時はグラナを入れると酸味がマイルドになります。
オーガニックマリナラソース以外のトマトソースを使う時も味を見て好みの味にする時にグラナで調節してます。
カルボナーラ
カルボナーラは私も夫も好きで夕飯の献立に迷ったらとりあえずカルボナーラにしとくかー!というくらい作っているんですけど、このカルボナーラを作るにはグラナが欠かせません…
しかも結構な量を使うので、それこそ高級なパルミジャーノを使ってられないんですよ。グラナだからこその料理という感じ。
なんか本場のカルボナーラは生クリーム使わないらしいですけどそれはまた別の話。
レシピが書いてある記事はこちらからどうぞ↓
【カルボナーラの晩ごはん】
https://kerurun.net/2017/11/14/post-501/
カルボナーラに使っているベーコンはコストコで買える米久アップルスモークドベーコン(林檎のベーコン)です。
生クリームと卵とベーコンがあれば作れるんですよカルボナーラ!!
そしてグラナです。グラナがないと成立しないカルボナーラ。
簡単だからこそチーズは美味しくてなおかつザクザク使えるものが良いんです。
鶏むね肉のピカタ
お次はこちら、ピカタです。
【さくらどり胸肉のピカタとミネストローネの献立 】
https://kerurun.net/2018/04/08/post-2238/
衣にたっぷりのチーズを使います。これにもグラナ。
溶き卵と粉チーズの衣に鶏むね肉をくぐらせてフライパンで焼くだけ。
この衣にパンをくぐらせて焼けばしょっぱいお食事フレンチトーストも作れます。
たっぷり使えるグラナならでは。
ピカタはお弁当のおかずにもおススメ。
チーズトースト
一番簡単でグラナの風味を味わえるのはやっぱりチーズトースト。
これはイングリッシュマフィンですが食パンでもOK。
サクッとモチっとした食感とグラナの風味がマッチするので個人的にはイングリッシュマフィンがおススメですが。
半分に割り開いたイングリッシュマフィンにグラナをパラリ。オリーブオイルを垂らして黒胡椒を挽いたらトースターで焼くだけです。
お好みで塩もしてみてくださいね。チーズの塩分だけでも充分おいしいです。
他にもトマトスープの味を決めるのに使ったり、グラタンにふりかけたり、サラダにふりかけたり。
色々使えます。というか無いと困る…!!
粉チーズって買っても使い切れなくて…という方にはおススメしませんが、日常的にイタリア料理屋トマト系の料理を作る方、パスタをよく食べる方は使い切れる…と思います(笑)