そうめんといえば揖保乃糸。
普段はもっぱら赤帯の「上級」ですが、なにやらランクごとに帯の色がちがうらしく。
たまたま黒帯「特級」を見かけたので購入してみました。
パッケージからしてちょっと高級な雰囲気。
そうめんランチの献立
メニュー
- そうめん(揖保乃糸・特級)
- きゅうりもみ
- さば味噌煮(缶詰)
献立と言うほどのものではないけど一応…
そうめんのお供に何を作ればいいのかいつも迷うんですけど、せっかくそうめんで楽できるのに手の込んだものを作ってしまうと本末転倒になりそうなので、なるべく簡単なものを。
基本は夏野菜、この日はきゅうりもみ。あとはたんぱく質的なもの…なおかつ簡単でそうめんに合いそうなもの…できれば調理はしたくない…
そんな時に常備しておくと便利なのが「鯖缶」
特に伊藤食品の「金のサバ缶」こと味噌煮缶が美味しいので安売りの時に複数個買いしてストックしてます。
普段の食事でもあと一品欲しいけど調理はしたくないという時に重宝してます。
とにかく美味しい。
金の味噌煮も美味しいし銀の水煮も美味しい。黒の醤油煮も美味しいので気分によって選べるのが嬉しい。
揖保乃糸 黒帯(特級)
揖保乃糸のランクについては公式サイトを見ていただくとして。
→ http://www.ibonoito.or.jp/feature/obi.html
麺の太さだったり、原材料の違いだったり、製造される季節が限定されていたりと、同じ揖保乃糸と言っても色んな違いがあるみたいですね。
たしか揖保乃糸って単一メーカーで製造しているんではなく、複数の職人(工場)を抱えて熟成と管理は一括して行っている組合形式で製造されていると聞いたことがあるような。
契約工場から納品されたそうめんが検査されてランク付けされるって事なのかなーと。色々と厳しい基準をクリアしたものだけが特別の帯を巻けるのかと思うとなんだかムネアツですね。
基本的にそうめんは揖保乃糸派です。他のも食べてみたけどやっぱり「小麦粉っておいしいな」と思えるのは揖保乃糸なので多少お高くても揖保乃糸を選んでしまう。
オーソドックスな赤帯の上級ですら他のそうめんよりちょっとお高め設定なのに、さらに高級な黒帯・特級はどんな味なのか気になりますよね。
初めて食べてみたんですけど、いつも食べてる赤帯よりもツルツルシコシコしていて美味しかったです。
麺の太さも上級が0.70〜0.90mmなのに対し、特級は0.65〜0.70mmらしく、このほんの少しの差が食感に表れている…
使用される小麦粉も厳選されたもの、製造できるのも組合が選抜した熟練の製造者にしか作ることを許されていないという特級そうめん…
一言でそうめん、一言で揖保乃糸と言ってもこんなに違いがあるんですね。
楽しい。
つゆは高千穂峡うまくちつゆ
貴重なヤマエ久野 高千穂峡つゆで食べました。
これ、売ってる所がかなり限られていて、関東では普通のスーパーにはまず売ってないんですよね。
ご当地系の食材を扱っているショップでしか見たことが無いんですけど、このつゆとても美味しくて、特別なそうめんを食べるのにぴったりでした。
途中で無くなってしまったので、別の麺つゆでも食べたんですけど、高千穂峡つゆに慣らされた身体には関東仕込みのつゆはしょっぱかった。
わたしバリバリの関東人なのに…
西の人が「関東のつゆは辛い!!」という感覚ってこういう事か!!!
他にも色んなご当地「つゆ」があるはずなので色々と試してみたいです。
あと揖保乃糸の黒帯・特級の上にさらに三神(さんしん)と呼ばれる最高級品のそうめんもあるみたいなので、機会があったら食べてみたいです。
桐の箱に入ってるそうめん、子どもの頃に実家に届いたお中元お歳暮で見た事ある気がしたけど、当時は何もしらずにそうめんはそうめんだった気がするので今食べてみたい。
物の価値って知識の蓄積によって変化していくよね、という話。